「私は貝になりたい」

ライヴのレポより前に、こちらの感想を書かせて頂かなければ。

公開初日は仕事、翌日曜は友人の結婚式と、慌しかったため
先週の木曜に、ようやく、といった感じで観に行って参りました。

以下、映画本編のネタバレを含みますのでご注意下さい。
 
序盤の家族団欒のシーンや、お客さんとのやりとりの辺りでは
思わず「味いちもんめ」を思い出しました。なんか懐かしい感じ。
そういえば最近、こういう明るい演技ってしていなかったような。
後に襲い掛かる悲劇をわかって観ているだけに、切なさもあり。
赤紙を届ける役人(武田鉄矢さん)の複雑な立場も切ないです。

軍事法廷でのやりとりでは、当時の日本とアメリカの考え方の
違いを改めて感じつつ、アメリカ側に、戦争中は敵同士だった
日本に対し考え方の違いを理解しようという姿勢がなかったの
だろうな、とも感じました。心情としては当然だとも思いますが、
日本の下級兵にとっては不幸なことというか、残酷ですよね…。

大西役の剛くんと西沢役の鶴瓶さん、それぞれいい味を出して
いたと思います。しかし、大西さんが刑の執行を告げられ独房を
去っていくシーンでは、まさか歌うなんて思っていなかったので、
不謹慎にも笑いそうになってしまいました。ごめんなさい剛くん!
歌声に、大西さんではなく剛くんを意識してしまったんですよね。
豊松に対しても、純粋に“清水豊松”として観ようと思っていても
どこかで無意識に“中居正広”を観てしまっている部分があって
そういう自分がちょっと残念というか、なんというか…複雑でした。

房江が署名を集めるために、深い雪の中を歩き回るシーンでは、
雪の厳しさをリアルに知っている北海道の人間としては、彼女が
どれだけ大変だったかが想像出来て、本当に凄いと思いました。
そして一番泣けたのは面会のシーン。あれは本当に泣けますね。
彼が二度と家族の元には帰れないのだと思うと遣り切れません。

巣鴨プリズンで、米兵の中にも豊松達に対して親切な人がいて、
これは決してアメリカ人だから、日本人だから、というのではなく
戦争というものの残酷さなのだと感じたのも良かったと思います。

終盤は、結末をわかって観ていた分、意外と冷静に観れたかな
という気もしますが、ここではむしろ意識的に“中居正広”を意識
していた自分がいたようにも、今になって改めて、感じています。
純粋に清水豊松として観ていたら冷静ではいられなかったから、
意識的に中居正広というフィルターを通して観ていたのかな、と。
ここでの鬼気迫る表情は、本当に、ファンとして十数年間ずっと
彼を見てきた私でさえ初めて見るものでした。怖かったですね。

残酷で救いようのない話ですけど、実際にこういうことが本当に、
今この瞬間も世界のどこかで起きているかも知れない…戦争が
なくならない限り。そういうことをより多くの人が実感して、いかに
戦争が残酷なもので、あってはいけないものだと、改めて考える
機会にもなると思うので、是非多くの方に観て頂きたい作品です。


ミスチルの主題歌もよかったんですが、帰り道に無性にラルクの
「星空」(アルバム「AWAKE」に収録。反戦をテーマにした曲)を
聴きたくなって、ラルクの全アルバムを収録済という優秀な(笑)
WALKMANの中から探し出して聴きました。いつの日か本当に
“争いの終わった世界”が現実のものになれば…と思いました。

ちなみに、シャッフル再生で次に流れ出した曲が「雪の足跡」で、
雪は積もっていなかったのですが、冷え切った冬の夜の空気に
とても合っていて、WALKMANに泣かされるかと思いました(笑)
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